そして父になる感想！ラストは？

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「そして父になる」は、現在上映中です。実際に映画を鑑賞
した人のラストの感想が映画情報サイトなどで紹介されて
います。


野々宮家と斎木家の子供が取り違えられた事件。
それは、野々宮家の家族がうらやましくて仕方なかった病院
の看護婦が故意に取り違えたことが原因でした。



エリートであり仕事一筋の良多は、日ごろから子どもと
接する機会が少なく、血のつながりがないなら、
子どもを交換した方がよいのではないか・・・と提案します。



一緒に過ごした６年間か、それとも血のつながりか。



血のつながりを選び取りあえず、交換してみることに
なりますが、双方の家族がそれぞれ悩み、葛藤する様が
描かれています。



また、取り違えられた双方の家族　斎木家と野々宮家は、
両極端な家庭です。



小さな電気屋でほんわかとしたムードがただよう斎木家は、
家族で仲良く遊び、一緒に風呂にはいり、

壊れたものはなんでも修理して使います。そんな環境の中で
育った息子　琉晴。



一方、エリートで高級マンションに住み、お金には困らない
野々宮家。

息子の慶多はお受験、そして、ピアノ。

一緒にお風呂にも入ったりすることはなく基本、一人で
ゲームです。壊れたおもちゃは、また新しいのを買えば
いいという感覚です。




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価値観が全く違う両家の子供を交換して、それぞれの家族で
子どもの面倒をみることになるのですが・・・。



ラストは、色々なことがあり、思い悩んだ野々宮良多が、
ふと、カメラの写真を見てみると、そこに、慶多が撮った
自分の写真を見つけます。



何枚も何枚も撮影された自分の写真を見ているうちに良多は、
６年間　慶多とすごした時間がかけがえのないものであった
ことに気がつきます。



答えは、はじめからわかっているけれど、それを導き
出せないのが人間です。



思い悩み、失敗を繰り返し、人は自分が進むべき道を見出し
ていく。



「そして父になる」は、父親が本当の意味において父になる
瞬間を描いた作品です。



苦難を乗り越えやっと父親になれた野々宮良多。



現実の世界においては、ここまでの衝撃的な事件は
基本的にありえません。



平凡な日常の中で、父になっていくことがどれほど大変な
ことかあらためて難題を突き付けられたような気がしました。

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