そして父になるネタバレ！結末は？原作は？

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ただ今全国で、上映中の『そして父になる』ですが、その
ストーリーのネタバレや結末、原作はどのようになっている
のでしょうか？

まだ見ていない話題の映画などで物語の結末を知りたくない
と思う方が普通はいますが、私の場合、映画を見終わった後
に落胆するのが嫌なので

見る前に必ずリサーチをするようにします。



その中でシナリオやテーマや出演者が自分の感覚と合って
いるようならば、

その映画を見終わった後でも何かしら感動だったり、考え方
だったり良い影響をもらったなと思えるのです。



そもそも映画というのは、見る人は見るし、見ない人は
見ない、とてもシンプルな娯楽なので、

本当にその映画に興味がなければ映画館に足を運び、お金を
払って鑑賞するということはなかなかないわけです。



そう言う意味で『そして父なる』は、映画館に足を運び、
お金を出して観ても十分に楽しめますし、そのお金を払った
価値以上に得られるものがあると思います。

そして父になる ネタバレは？

ここからは、そして父になるの物語のネタバレ部分です。



母と長男と3人で、とても穏やかに過ごしていた大手建設会社
に勤めている野々宮良多（福山雅治）は、仕事においても、
家庭においても順風満帆で

まさに人生の勝ち組のような生活を送ってました。



高級マンションに住み、高級車で出勤し、子供にはピアノを
習わせたり、私立の小学校にお受験したりと、絵に書いた
ような人がうらやむ家族でした。



そんな中、妻の携帯電話に長男を出産した病院から着信が
入っていました。



病院に出向いて説明を聞くと、出産時に病院で赤ちゃんの
“取り違え”が行われていたという事実が確認され、

野々宮家の長男がその対象となっているということだった
のです。



早速、その事実を確認するために長男の DNA 検査が行われた
のですが、その結果は“生物学的親子ではない。”という
衝撃の事実でした。



6年間という間、他人の子をわが子として大切に育ててきた
わけです。

一般的には、血の繋がった子を引き取ることが望ましいと
説明を受けた野々宮良多の葛藤の日々が始まります。



同じく我が子を取り違えられた斎木家は街の電気店を営み、
明るくアットホームな家族で、クールで知的な感じの野々宮
家とは対照的な家族でした。



二つの家族は、子供の取り違えという大きな問題を克服する
ため、

家族で一緒に食事をしたり、子供たちを一緒に遊ばせたり、
バーベキューに行ったりと交流を持つことを始めました。



実は、この“取り違え”は当時、子供を出産した病院に勤務
していた看護師がプライベートでうまくいってないことで

ストレスがたまり、裕福で幸せそうな野々宮家を妬み、わざ
と子供を取り違えさせたという事実が明るみに出ます。



野々宮良多は、実の子と育ての子の両方を引き取ることを、
まとまったお金を工面することで斎木に交渉するのですが、

『お金で買えないものがある』と一蹴されてしまいます。



結局、野々宮は斎木家で育てられ血の繋がった我が子・琉晴
を引き取りわが子として育てることを決意し、

6年間、愛情を注ぎ続けた斎木家の子・慶多を手放すの
です。








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そして父になる 結末は？

全く違う環境で育ってきた2人の子供は取り違えという事実を
理解することができずに、なれない環境で不安定な日々が
過ぎていきます。



そんな日々を過ごしていくうちに野々宮良多は、本当の意味
で父親としての役割を果たしていなかったことに気づいて
いくのです。



6年間という日々は、仕事に追われ、子育てを母親に任せきり
で父親として息子に向かい合ってないことに気づいた

野々宮は、ある日デジカメの中に自分のプライベートな写真
が何枚も取られていることに気づき、それが慶多から見た
自分であることに気づきます。



野々宮は、ここで初めて息子に愛されていたこと、慶多が
自分とってかけがえのない存在ということに気づき、号泣
するのです。



この物語の中で野々宮が号泣するシーンは、ここだけです。



血はつながっていなくても、本当に愛している息子は慶多で
あることに気づいた、いつもクールな野々宮の何かが崩れ
感情が爆発したシーンでした。



慶多を連れ戻すため、斎木家へ向かった野々宮ですが、その
姿を見た慶多は逃げ出してしまいます。



慶多の後を追った野々宮は

『できそこないだけど、6年間はお父さんだったんだよ。』

と慶多に謝罪し抱きしめます。



本当の親子とは、愛情の繋がっている思い出の時間を共有
した親子なんだと気づかされました。



一般的には血の繋がってる親子が普通ですが、このように
血が繋がっていなくてもそれ以上に深い繋がりがあれば血縁
は関係ないのかもしれません。

そして父になる 原作は？

福山雅治主演そして父になるは、原作のないオリジナルな
脚本です。家族というテーマを撮らせたら右に出るものは
いないとされる是枝監督によって

カンヌでも審査員賞を受賞するほどの名作に仕上がりました。



この映画は決して派手さはなく、展開もゆっくりと自然
に流れるようなストーリーですが、決して飽きるようなこと
はなく、俳優陣も演技をしている感が極力排除され、

本当の親子を見ているように映画っぽさがない映像です。



この映画がここまで評価される理由を考えたのですが、
映画っぽさがなく、自然な形で演技をしている役者陣が
本当の親子であるかのような錯覚を起こし

親子というものをそれぞれが見つめ直すということを共感
したからだと思います。

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